現在のESLシステムは、音の良し悪し以前に音が出るかどうかを確かめる目的で組みました。ですから電源も事務機用のスイッチ付きタップですし、パワーアンプの電源も貧弱な平行2芯のままです。ESLの電源も3極プラグを2極の事務機用タップに刺す為、3極〜2極のアダプターを介しています。PCからUSBを10mも引き回しているのも理想とは言えません。電源に何の対策もしないまま良い音が出ていることを面白がって居ましたが、対策を講じればさらに良くなるのではと思い始めました。aurora(オ-ロラ)のバスパワー プロ2を手に入れたので、USBバスパワーで動いていた DACに別電源が出来ました。お陰でUSBを通る信号経路と電源が分けられた筈です。事務機用のタップをアメリカ製のサージプロテクトとスイッチの付いたWABER(TRIPP・LITE製)に換えました。オーディオ用の配慮がされた物では無さそうですし。スイッチも無い方が良いに決まっています。ただタップにスイッチが付いていると一編に起動が出来て便利ですし、2極のコンセントが3極になるだけでもアンプやESLのACラインを良い物に替えられます。(ESL左右とプリ・メイン両方のACラインを6Nで揃える事が出来ました。)特別な対策がされていなくともアメリカ製の分厚い部品が貧弱な日本製事務機タップよりマシなのではと思いました。幾つかの変更の内、どれが効いたのかは不明ですが少し良くなった気がします。
PSその後iFiのUSBノイズフィルター(iSilencer+)をPCのUSB出口とUSBケーブルの間に挿入した所、自分史上最高に細かい音が聞こえて来ました。それも元はmp3をDSDに変換したファイルからです。音が良くなるなんて触れこみのオーディオアクセサリーには不信感があったのですが デジタル周りには効く物もあるのかも知れません。
と言うより、何の対策もせず、USBを10mも引き回していた今までが 不味かったと言うことでしょうか。