誰もが知っている外側の形より、フレームと一体になったリーディングトレーリングアームサス、もう一つがシート構造、簡便で美しい二つの工夫がもたらす乗り心地が2CVの最大の美点でしょう。4輪を2輪にするには、縦に2分割すれば良いようにも思えますが、操舵と駆動を前輪で兼ねるFFが、モーターサイクルと同じ様に前輪操舵、後輪駆動になっています。事は思った程簡単ではありません。本来のトレーリングアームをぐるっと180度回してリーディングアームとする事でホイールベースが短縮されています。でも前輪にはリーディングアームサス(多分ショックユニットも)がそのまま生かされています。左側からの写真を見ても車軸の駆動方法が解りません。右から見えるブレーキドラムの裏に反対側のドライブシャフトが有るとすればタイヤの真上辺りに来そうです。(アレッ2CVってインボードブレーキなの?)ドライブシャフトを直接タイヤに押し当てているととすると、ソレックスと同じでフランス人には馴染深い駆動方法です。けれど、リヤサスがリジットなら解りますが本当に動くとするとドライブシャフトを押し当てるには工夫が必要です、エンジンはフレームに固定されている様に見えるし。謎が残ります。
アッ 人が乗ると体重でタイヤに押し付けられる、クラッチになっているとか?
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