仮にもラグビーと名前の付くもので、黒いジャージのニュージーランドに日本が勝つなんて事は、未来永劫に無い物と思っていました。(負けたニュージーランドでは、今になって7人制代表をオールブラックスと呼ばない事にしようだって。)男子400mリレーでは ボルトさえ居なければジャマイカにだって勝っていたかも知れません。個々の選手の健闘にはただただ感心するばかりです。
けれど、これで日本のメダルが幾つになりました とか、受賞後の '感謝の気持ちで一杯です'なんてインタビューに興味が湧きません。どうでも良い話にうんざりしていた所にロクテの話です。この快挙、胸のすく思いとか溜飲を下げるってこういうことでしょうか。
韓国まで行って水泳選手がカメラを盗んだり、サッカーの韓国遠征で高校丸ごとの集団万引きなんて話や、マッカーサーの日本は12歳なんて話の度に、情けないけど反論が出来ませんでした。じゃぁどうなんだ、アメリカにバカは居ないのか。
どこの国にだって馬鹿がいます。でもね ただの馬鹿がいても、面白くも何ともありません。世界の人がアメリカに期待する何かを物の見事に具現したことで、類稀なパフォーマンスだったと思います。酔っ払ってドアを壊して立ち小便、強盗に襲われたなんて嘘をついてごまかそうとした、治安の悪さを気にしていたブラジルの面子を潰した挙句に、仲間を残して一人ブラジルから逃げた。アメリカ様が土人相手に何をやっても構わない。嘘がばれる事に思いが至らない。思い上がりと頭の悪さにめまいがします。沖縄の海兵隊あたりじゃ良くあることかも知れません。トランプも居る事だし、このところのアメリカは今まで期待しても叶えられなかった私の期待を全て体現してくれて嬉しいばかりです。
ハリウッドの大作を私の嫌いな馬鹿映画だらけと揶揄しておいてなんですが、メル・ブルックスの映画やピンクフラミンゴ、アニマル・ハウスと言った馬鹿映画は好きです。1941やブルースブラザースもそうかも知れません。こうした馬鹿映画が好きで、世の中の分別とも距離がありました。この世に知性と名のつく物と そうでない物があるとすれば、私が知性と名の付く物の側に立つ事は無いと思っていました。
同じ反知性でも EUはもっとシリアスです。テロや移民、経済格差に解決の糸口はありません。人道主義を偽善と言わざるを得ない所まで追い詰められているのでしょう。目前のテロに晒されるヨーロッパに比べて低いプレッシャーにも関わらず、そうでない日本では最低限の分別が保てない、知性へのあからさまな反感と、自制の効かない乱暴狼藉。中国や韓国と同じ土俵にいる様です。
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