何年か前のザ・チョイス大賞では、松下まりこさんのネリネリの絵の具に感心した覚えが有ります。今年はあんまり面白くなかったと思いました。
今日覗いたのは、理科美術展2015。佐藤忠雄さんのタナゴと七宮賢司さんの魚はとても綺麗でした。
魚の原画はどれもハガキ大で小さい絵でした。
写真機が生まれて、その役を奪われてしまいましたが、見た事も無い南の島の植物やナポレオンの遠征したエジプトの様子を伝えるのは同行したイラストレイターの役目でした。博物学の隆盛や百科全書、啓蒙思想とは、離して考える事が出来ません。
今だって、情報を視覚的に伝える為に、写真よりこうしたイラストが必要な場合はあると思います。寧ろこうした絵こそがイラストレイションの本分だと思います。
山脇ギャラリー で6/3まで。
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