Ike Quebecを聴いていたらギターが気になります。誰かなと思いました。Robert Jr, Lockwoodに似た所もある気がします。(Robert Jr, Lockwoodはブルース畑では珍しくJazzよりのフレーズを弾く人です。Jazz畑の人にはせせら笑われるかもしれません。)
昔だったらLPジャケットのパーソネルを確かめればすぐに判る事ですが、ダウンロードした音源ではそうも行きません。でもネットで調べればすぐに判ります。Grant Greenでした。Grant Greenは昔から好きなギタリストです。道理で気になったはずです。勿論、Grant GreenがRobert Jr, Lockwoodに似ているというよりは、Robert Jr, LockwoodがJazzの影響を受けているというべきでしょう。ここはJazz畑のギターに譲っておきましょう。
逆にGrant GreenはJazz畑ではブルースフィーリング溢れたギターという事になっています。けれどそれはJazz畑でいうブルースフィーリングであって、ブルース畑で言うブルースギターとは別のものです。
電化した ジャズギターと電化したブルースギターの始祖、チャーリークリスチャンとTボーンウォーカーはお互いに親交もあって近い所もあった様ですが、それからはまるで違う道を進んで行きます。
好きなジャズギタリストもいますが数える程(嫌いなギタリストもいます)、こんな事を言うと怒られるとは思いますが、Jazz畑の中でギターは少し人材不足かなと。男性ボーカルもチェットベイカーやシナトラは上手いというより一種の味でこなしている様に感じます。ラッパとピアノ、女性ボーカルの層の厚さに比べてギターと男性ボーカルは手薄かな。
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