あんまり情けなかったので、中々自分の中で整理が付きませんでした。2.3日前のテレビで、白物家電やテレビ、携帯電話などで韓国に追い落とされた話をしてから、カメラの世界にも韓国製が迫って来ていると不安をあおっていました。
その後デジタルの一眼レフカメラでは、未来永劫日本は韓国などに負ける筈がないと経済ジャーナリスト(タカラベと言ったかな)なる人間が断言をしていました。これも週刊誌の見出しと同じで、なんの根拠も無い、私たち市場の要求(というより願望?)に依る物だと思います。私たち日本人の腹の底にある何かにすがりたいという情けない気持ちが彼をしてこんな事を言わせる訳です。神国日本が鬼畜米英なんぞに負ける筈が無いなんて時代から少しもましになっていないのかと落胆しました。
迫り来る韓国カメラの脅威とは、表はデジカメ、裏全面が液晶の携帯電話でまぁ便利というものでした。まぁこんな所でしょう。けれどそうした脅威に立ち向かう日本の秘策とはコンパクトなデジカメに最高位一眼と同じ大きさの受光素子を入れてみせる。他の誰にも出来ない技術だそうです。
どちらもカメラという小さな枠の中でしか考えられない点で情けないものです。考えの狭さという事では日本の方がより情けない気がします。このデジタルの時代にレコードを愛する人がいるのと同じ様にハードとしてのカメラが無くなる事は無いでしょう。けれど大部分はコンピューターなり携帯なりの単なるアプリとなってしまうのではないかといった大局が見えていない気がします。
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