イラクでイタリア人記者がやっと開放されたと思ったら、アメリカ軍に銃撃されて一人が死んで二人が大怪我をした。検問に、スピードを落とさずに突っ込んで来た、という米軍側のコメントもイタリア側から否定されている。
やっぱりな、外務省奥氏の殺害も、百%アメリカだなどと言う根拠は、勿論持ち合わせていない。けれど50%は可能性が残る。なによりきちんとした検証が必要だと思う。こうした時にアメリカにたてついてでも責任をハッキリさせる、地球の裏側で日本人が少しでも脅されたら陸戦隊を派遣するぐらいのことをすれば、国に対する印象も変わる。(外国に平気で軍隊を送る事は勿論許されないけれど)在外公館も内輪の役人の対応や使い込みでのワイン収集に忙しく邦人保護には熱心でない。明治以来、北海道の開拓も、南米への移民も、満州も、二次大戦の軍隊も、国は調子の良いことだけ言って全く責任を取らなかった。棄民あるいは見殺しにして来た。国民一人の生命よりアメリカとの関係を大事にしかねない。
愛国心の教育などと言い出すバカは順番を間違えている。アジアで日本人が何をして来たか、百歩譲ってどう思われているかを、教えないことで愛国心が生まれるとでも、本当に思っているのだろうか。
イラクから救出された女性兵士やプライベートライアンなんて話を聞くとアメリカがその演出に熱心なことに驚く。(成功したかどうかは別にして)
本来、愛国心など食欲、性欲、名誉欲の次あたりにすぐ 湧いて出てきてしまうものだ。何よりアメリカに盲従するのが右翼の本分といったねじれが丁度ふたになっているのかもしれない。国という単位が国民一人一人を大事にしない、幸せをもたらさない仕組みである限り無理だろうな。
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